タイ古式マッサージのセン

タイ古式マッサージにはセン・プラターン(エネルギーライン)という考え方があります

センは体の中に72000本あると考えられていて、その中に主センと呼ばれるセンが10本あります

中医学でいう経絡と似たようなものですが、
経絡と同じ走行の所もあれば違う走行の所もあって、
実際は経絡よりも、インドのヨガの業者が伝えるナーディと呼ばれるエネルギーラインの方が近いです

タイ古式マッサージも生まれはインドですので、きっとその流れをくんでるんでしょうね
センを解したり緩めたり、元の位置に戻したりと調整するのがタイ古式マッサージなのですが、
このセンの走行がとても絶妙な所を通っていて、何度も何度も改めてタイ古式マッサージってすごいんだなーって感心させられます

他の凄いと評判のマッサージが力を入れてほぐす箇所をセンは既に走行していて、知らず知らずにそこを解しているんです

センは筋肉に限らずホルモンバランスや目の問題、耳の問題、呼吸器、消化器など体の様々な器官とも関係がありますが、
例えその知識がなくとも、センの走行がわかっていればある程度の結果を出せるというようになっています

もちろん目的を持ってセンを解せればもっと上手になっていきますが、素人でもある程度結果を出せるのはセンのお蔭なんだろうなって思います

2500年前、このセンを発見した人は偉大ですね

アンチエイジングにタイ古式マッサージ!?

タイ古式マッサージを受けると老化防止に繋がるといった利点があります

え?どうしてアンチエイジング??と思われるでしょうが
まず老化を早める原因の一つにみなさんご存じの活性酸素があります
アンチエイジングの世界でもよく話題に上がってきますね
活性酸素は体内で作られてしまう酸化作用(錆びさせる力)の強い酸素です

そして活性酸素を作るのはミトコンドリアですね
ミトコンドリアに負荷がかかり過ぎると多くの活性酸素が作られてしまいます
もちろん、活性酸素は悪いばかりではありません、強過ぎるといけないんですね

ミトコンドリアに負荷 → 強すぎる活性酸素生成
強すぎる活性酸素 = 細胞を傷つけ老化を早める

じゃあ強すぎる活性酸素を多く作らなければいいって事になりますね
その為には何が必要か
さっきも言った通り、活性酸素はミトコンドリアに負荷がかかり過ぎると出来るので、

一つはミトコンドリアの量を増やせばいいんですね
人海戦術です
たくさんいれば仕事を分散出来て負荷も減るってわけです

その方法の一つにおすすめなのが
運動後のタイ古式マッサージ
運動した後に指圧やストレッチ等で筋肉に適度な刺激を与えてあげる事で
体内のミトコンドリア量を増やす事が出来るのです!
※強めの運動の後だとなお効果的!ですが、最近の人はストレス過多で常に緊張を持続させた状態の人が多くいますので、運動後じゃなくてもいいのかも?

まずは運動する
ミトコンドリアを増やす以外にもう一つ

負荷を減らす事
ミトコンドリアへの負荷は、ストレスや早食い、睡眠不足などもありますが
それについても、タイ古式マッサージを受けるとその独特のリズムが脳内をα派で満たし、ストレス軽減効果があり、内臓の働きも整い、夜はぐっすり眠れるようになります

タイ古式マッサージでミトコンドリアを活性化!
さらにうれしいのは

ミトコンドリアはエネルギーを発生させる際、その燃料に脂肪を選んでいます
つまり、ミトコンドリアの量が増え、適度に活性化させる事で脂肪燃焼効果がUPするんです

更にさらにです
ミトコンドリアがエネルギーを多く生み出す事が出来れば、疲れにくい身体、疲れても回復しやすい身体になります
それらをまとめて出来ちゃうのがタイ古式マッサージの一つの側面でもあるんですね!!

幸いリライムにはジムもありますので、
運動してからタイ古式マッサージを受けにくるのはとってもアンチエイジングですね^^

タイ古式マッサージ - バンコクスタイル

前回チェンマイスタイルを紹介したので、
今回はバンコクスタイルについて紹介します

バンコクはご存じのようにタイの首都になります
日本で言えば東京です
鉄道も張り巡らされ、ビルもそびえ立つとっても都会です
チェンマイが奈良って感じで、バンコクが東京って感じです
で、バンコクにはワット・ポーというお寺があるのですが、

タイで有名な巨大な金色の涅槃像があるのもワット・ポーです
このワット・ポーはタイ古式マッサージの総本山とも言われています
というのも、はるか2500年前から伝わるタイ古式マッサージが
実は戦時中に失われかけたんですが
基本的に口伝だったし、文章や絵として残してあったものもそのほとんどが燃えてしまったのです
そこで当時の王様であったラマ三世がタイ古式マッサージの文献や技術をワット・ポーにかき集めて、石版や石像という形に残したのです
ワット・ポーにはタイ古式マッサージの治療院と共にその技術を学べる学校も造られました

現在バンコクで行われているタイ古式マッサージのほとんどがバンコクスタイルで、
通称ワット・ポースタイルとも呼ばれます

で、実はこのワット・ポースタイルですが、
古いのは古いのですが、変化するんですね
何といってもタイの首都バンコクです
旅行客がとにかく多いんです
そして、進化?変化していったのが、
症状改善に力を入れた指圧系マッサージとなったのです

もちろん必要な矯正術などは残っていますが、
時間のかかるリラックス系ストレッチやゆったりスタイルより
素早く短時間で効果(疲労回復)を出す指圧に力を入れていったそうです
※ストレッチを多く入れる人もいます

当店のオムさんのタイ古式マッサージを受けた人ならわかると思いますが
リズミカルな指圧がとっても気持ちいいんです
伝統的なそのままの形を残したチェンマイスタイルももちろん気持ちいいのですが、
環境に合わせて変化してきたバンコクスタイルもとってもgoodです

バンコクでマッサージを受けてる人は
チェンマイスタイルを受けると、あれ?なんか違うな?って感じるかもしれませんが、
バンコクスタイルを受けると、あぁ、これこれって感じるかと思います^^

タイ古式マッサージ - チェンマイスタイル

当店で働いてくれているスタッフの多くは
タイ古式マッサージのチェンマイスタイルというものを使っています

チェンマイとはタイでも北の方にあるお寺を中心に作られた古い町の事で
バンコクにくらべて田舎ですごしやすい環境です
※あくまで個人の感想です

チェンマイにはバンコクに負けないくらい多くのマッサージサロンがあり、
同時にマッサージスクールも数多く点在しています
チェンマイで一番古いタイ古式マッサージスクールは
恐らくオールドメディスンホスピタルでその名の通り病院でもあります
伝統医学を提供し、同時に伝えもしているわけです

私も一番最初にタイ古式マッサージを習ったのはオールドメディスンホスピタルの日本校でした
評判も良かったし、タイのカリスマ先生直々に学べるという贅沢な学校でした

チェンマイスタイルは日本でも主流のタイ古式マッサージと言ってもいいのではないのかなと思いますが、
いわゆる指圧とストレッチが織り交ぜられたゆったりやわらかいとっても気持ちいいマッサージです
一部ではなく全体を見て調整し、全体の流れの中で一部を整えるといった感じです
ゆったりしている為時間をかけて行う事を得意とし
通常2時間は受ける事をお勧め出来るスタイルです
チェンマイスタイルで短い時間を選ぶのは
フレンチコース料理を30分でお願いって言ってるようなもんです

ただ、忙しい日本では仕方なく短い時間のコースも用意してあります
出すことは出せますが、やはり長い時間で堪能していただける方が
より深く味わえると思います

痛くないですよー

お客様の声に多いのが、
「タイ古式マッサージは痛いと思ってた」
写真もストレッチでグイーッと伸ばされたりして
身体が固い私には無理かも、、、痛いかも、、、
そう思っている人がきっと多いのでしょう

けど、それは全然、全くの誤解です
写真はタイ古式マッサージの特徴を捉えるという事でストレッチを取り上げる事が多いですが

痛くないです!!っていうか、写真の人の表情みてください

めっちゃ穏やかですよ!

これは誰に当てはめても同じことです
その人に合わせた力、合わせたストレッチを行います
痛いのに無理に伸ばしたり引っ張ったりしません
だから、安心してください
受けた人はこう言っているのです

「痛いと思っていた、けど、
 実際受けてみるとすごく気持ちよくてスッキリした」

“実際受けてみると”ってところが肝心です
受けてないのに怖いイメージだけ広げないでくださいね^^;

それに写真のようなストレッチを必ず入れるわけではありません
タイ古式マッサージの手技は基本の手技だけで100を超える程あります
どういった内容でどういった手技を使うかはその時々で変わります
色んな角度からアプローチできるのもタイ古式マッサージの良い所です
力加減も遠慮なく言ってください
その都度すぐに調整出来ますので大丈夫です

私たちは機械でもロボットでもなくコミュニケーションの取れる人間ですから^^

では、タイ古式マッサージどしどしお待ちしてます!

オープンまで残り4日ー四無量心

タイ古式マッサージは仏陀と共に育った仏教と密接に関係のあるものです

仏教というと固いイメージがあるでしょうか?

「この世は苦」とか、ちょっと怖いな、悲しいなって思います
そんなネガティブに生きたくはありませんよね
そんな教えは嫌だーって思いたくもなります

だけど、人ってネガティブになる時もあるんです
良いと思うことがあれば悪いと思うことがある

当然です

人は記憶という力を手にした時からそれと共に比較という力も手にしてしまっています
その上、人には向上欲というものも備わっています

何かより悪いものは目につき、より良くなっていないものも目についてしまう
そりゃ苦も多くなりますよ

けど、それは何も知らずに生きた場合のことです
生き方を知れば、苦しむこともなくなります

実際なくなるわけではありませんが、恐れることはなくなります

まずは知足を武器に持てば向上欲、物欲などの欲のコントロールができるようになります
苦の原因はほぼほぼ欲ですから、そのコントロールが出来れば怖いものなしですね

私は向上欲を否定してるわけじゃないですよ
あくまでコントロールです

まずは足るを知ること、そして自分を追い詰めないように向上すればいいと思います

己が為に何でもかんでもむさぼるように欲するのではなく、もう足りて満足はしてるけどきっとこうなったらもっと面白いかもしれない
他の誰かがもっと喜んでくれるかもしれない、そうやって余裕を持って向上したらいいんです

話がそれましたが、
今日はその中でも「四無量心」について
「四無量心」とは4つの無量(際限のない)心のこと

「慈・悲・喜・捨」を示します

慈:すべてのものを慈しむ心、人って好き嫌いありますよね
  でも、それを嫌いだからって壁を作らないでほしいんです
  嫌いなものの存在も受け入れて、そしてあぁ、これが嫌いなんだな
  この人が苦手なんだなって知ればいい

  そんな人やものでも慈しむ努力をするんです
  できるわけないやん!って言いたい気持ちもわかります
  けど、努力する事が大切なんですね
  一気には無理です

  でもほんの少しだったら大丈夫かもしれないですよね
  その境界をどんどん深めていけばいつしか
  今よりももっと多くのものを慈しむことができていると思うんです

  そうやって嫌いな人やものが減っていくと、幸せだなって思いません??

悲:すべてのものの苦しみ、悲しみを取り去ろうと思う心
  困っている人がいれば助けてあげたい、救ってあげたい
  そうやって思う心が大切なんですね

  自分にできるできないじゃないんです、
  何とかできないだろうかと一緒に考えることから始めてみるのもいいと思います
  少なくとも、みんなが自分の周りにいる困ってる人を助けてあげることができたら

  この世はもっと幸せになると思いませんか?

喜:誰かの喜びを共に喜べる心
  誰かが幸せになったとき、素直に喜ぶことってできますか??
  人の悪いところで、隣の芝は青い的なものがありますよね
  浜崎あゆみさんの詩でもありますね

  「自分よりも不幸なヒトを 見ては少し 慰められ
   自分よりも幸せなヒト 見つけたなら 急に焦ってる」

  多くの人が共感した歌詞じゃないでしょうか?
  けど、本当はみんなわかってるんです、人の幸せを一緒に喜べた方がいいって
  その方が楽しいに決まってるって心ではわかってるはずなんです
  でもなかなか素直に喜べない、比較しちゃうから、自分ももっとって思っちゃうから

  欲が、エゴが目覚めちゃって、心を閉ざしちゃうから
  でも、課題にすれば頑張れるかもしれない
  あ、と思えるかもしれないですよね
  妬むんじゃなくて、一緒に喜んでみようって選択が生まれるかもしれないですよね

  その気づきが大事です

捨:自分勝手な判断を捨て、平等で冷静でいる心
  人はこの世の中をいろんなフィルターを使ってのぞいています
  その名も「自分にとって都合がいいフィルター」なんですが、

  いろんなものを見た時にあなたの感情が一緒に動くと思うんです
  なんか気持ち悪いな、嫌だな、うれしいな、綺麗だなって
  例えば自分にとって苦手な人が目の前に現れたら、嫌だなー
  離れたいなって思います

  でも、どうしてその人の事が苦手なんでしょう?
  過去の誰かと同じ感じがするから?あなたのことを叱るから?生理的に無理だから??

  いろんな理由が出てくると思いますが、それはあくまであなた視点です
  他の誰かがみんながみんなその人やものを悪く思うでしょうか?
  誰かにとって都合がよいという事は絶対にないでしょうか?

  人は色んな面を持っています
  こっちから見えて強烈だと他の面が見えにくくなるから余計に難しいですが

  その人はあなたを困らせようと思っているんじゃないんだと思います
  あなたがそういった面を見てしまっていて、そういった面を引き出してしまっている
  そんな可能性だってあるわけです

  人は自分の鏡と言うように、あなたにも同じ面があるんです
  それらを受け入れて、そして多面的に物事をとらえ、短絡的に答えを出さないこと
  そして、自分にとっての悪に振り回され過ぎないこと
  直接関係のない事柄は真実かどうかもわからない惑わしの世界です

  いちいち反応せず、冷静にいることも大切です

これらの解釈はなんとも説明が難しくて、さらっと思いつく感じで書きましたが
もっともっと深いです
なんせ際限の無い心ですから

タイ古式マッサージのセラピストはタイ古式マッサージという手技を行うと同時に
この四無量心の実践を行いなさいと習います
いくら技術が上手でも、四無量心が育っていなければセラピストとしてはまだまだだということになります

この無量心、際限が無いというところがミソです

先に人は向上心を持っていると書きましたが、そのおかげで永遠に向上し続けることができるんです

ここでゴールといったものではなく、どこまで行けるかなんですよね

欲も満たせて成長できるって素晴らしいですよね^^

ちなみに気づいた人もいると思いますが

この四無量心、言葉を変えれば「愛」です

仏教に限らず、キリスト教もヒンドゥー教も根本は一緒です
みんなの極楽、みんなの天国を目指しましょう!

※宗教勧誘じゃありません